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「行くぞ! 俺は《サンダーバード》でW・ブレイクする時に、《合身秘伝メカ・マシーン》をアタック・チャンスで唱える。これで2枚ドロー! 更に《エクスキュベーター》を捨てる事で《ラララ・ライオネル》をデッキトップに置かせてもらう!」 合身秘伝メカ・マシーン C 水文明 (4) 呪文 アタック・チャンス-グレートメカオー カードを2枚引く。 夏騎はコストを支払わずに呪文を唱えた。 これがアタック・チャンス。定められた種族の攻撃に合わせて呪文を唱えられる、強力な能力だ。 よって夏騎はほぼ無条件で《サンダーバード》の手札ロスト分を補ったんだ。 「デ、《デ・バウラ》でブロック!!」 小鶴も負けじとブロッカーにより攻撃を阻止した。 けれど《サンダーバード》よりパワーの高いブロッカーが2体とも封じられてしまった為に、ブロックしたクリーチャーは墓地へと行ってしまった。 夏騎は最後に《サンダーバード》をアンタップをして、ターンを小鶴に渡した。 「私のターン! ……こうなったら悠長には構えてられないね。私も攻めるよ、《ミル・アーマ》を《白騎士の開眼者ウッズ》に進化!」 小鶴はカードを引いた後、一気に表情を引き締めてクリーチャーの上にクリーチャーを乗せてきた。 白騎士の開眼者ウッズ 光文明/7マナ/メカサンダー/10500 ブロッカー 進化-自分の「ブロッカー」を持つクリーチャー1体の上に置く。 W・ブレイカー 自分の「ブロッカー」を持つクリーチャーの、攻撃できない効果は無効になる。 自分のターンの終わりに、バトルゾーンにある自分の、名前に《白騎士》とあるクリーチャーをすべてアンタップする。 《ウッズ》はブロッカーを全て攻撃可能にするというド派手な能力を持つ真確リーチャーだ。 召喚酔いすら解除してしまうその能力は、小鶴のデッキのようなブロッカーを大量投入したデッキのフィニッシャーとしては十分すぎるスペックを持っている。 「《ウッズ》でW・ブレイクだよ!」 「攻撃は通すよ」 ブロッカーが元より少ない夏騎はそのまま裏向きのカード2枚を手札に加えた。 S・トリガーはないようだ。 「……じゃあ私は《ウッズ》と《シリウス》を立て直して、ターンエンドだよ」 本来はまだタップされたままなハズの《シリウス》だが、《プロティジー》によりそれは防がれた。
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