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「更に《キャプテン・メチャゴロン》を召喚。スリリング・スリーにより…………1体をクリーチャー、《シリウス》をタップする」 キャプテン・メチャゴロン 光文明/3マナ/キカイヒーロー/1500 スリリング・スリー:グレートメカオー T3-バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、タップする。 めくったグレートメカオーとキカイヒーローの数だけ相手クリーチャーをタップさせられる能力を持ったクリーチャー。 今回は運悪く1枚だけだったみたいだけど、《シリウス》がタップ出来れば全く問題がない。 「そして……《パトロールファンクション》と《カッチコチーン》で《シリウス》に攻撃!」 「えっ!?」 夏騎の突然の行動に小鶴は驚きの声を上げた。 当然、パワーが圧倒的に劣る2体のクリーチャーは自爆特攻の如く破壊されることになる。 「《ペテルギウス》の効果で破壊される自分のクリーチャーは、このカードの下に置かれる」 そう。夏騎のいう通り…………これで《ペテルギウス》の特殊能力を発動させる条件が揃ったっ! 「メガメテオバーン6!! 《ペテルギウス》の攻撃時に下のカードを6枚墓地に送る事で、相手のバトルゾーンとマナゾーンのカードを全て手札に戻す!」 「てっ、手札と……マナゾーンまで!?」 小鶴は《ペテルギウス》の驚くべき効果を知り、驚愕の表情を浮かべた。 何しろほとんどゲームエンドと言っても良い効果。 小鶴は場とマナが0の状態で再スタートしなければならなくなる上に、夏騎の場にはT・ブレイカーが残っているんだから。 ──案の定、この決闘はそのまま夏騎が《ペテルギウス》によるトドメが通り、決着がついた。
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