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先攻・後攻は、決闘台がランダムに決定する。
決闘台が電子音を出しながら、結果を表示してくれる。
先攻は……俺か。
俺は決闘台のモニターを見てから、決闘台の山札スペースに置いたデッキから、カードを5枚引き抜いた。
1ターン目は互いにマナチャージ。
だが、2ターン目から同時に動き出した。
「《アクア・エボリューター》を召喚!」
「オレは《シークレット・クロックタワー》を詠唱だ」
アクア・エボリューター
水文明/2マナ/リキッド・ピープル/1000
自分の水の進化クリーチャーを召喚するコストを1少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。
シークレット・クロックタワー
水文明/2マナ/呪文
S・トリガー
自分の山札の上から3枚を見る。その中から1枚を手札に加え、1枚を山札の一番下に戻し、残りの1枚を山札の一番上に置く。
『《クロックタワー》か……。大輝、油断するなよ』
さっきまでカードに引っ込んでいたハズのアックスが、いつの間にか外に出てきていた。
そんなアックスに、俺は強気に答えてやった。
「大丈夫さ。クリーチャーを出してないんだし!」
俺が警戒しているアックスにそう言うと、アックスは黙りこくってしまった。
まぁ、アックスだって相手を把握しているわけじゃ無いからな、当然かな。
俺はそう納得しつつデッキに手を添えた。
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