デュエマで埋め尽くされた街

19/40

132人が本棚に入れています
本棚に追加
/414ページ
「《ジョーズ・パイレーツ》だ! まず《ジェスタールーペ》で1枚ドローし、さらに《パイレーツ》の能力で2枚をドローする」 ジョーズ・パイレーツ 水文明/3マナ/マーフォーク/2000 H・ソウル M・ソウル ブロッカー このクリーチャーは、攻撃することができない。 このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを2枚引き、その後、自分の手札を2枚、好きな順序で自分の山札の上に置く。 海賊船長の帽子を被ったタコの様なクリーチャー。 こいつと《ジェスタールーペ》の効果を合わせて、俺は一気に3枚ものカードをドローする。 昼矢はそんな俺のプレイングに舌打ちしてきた。 「ッチ、味な真似すんなァオイ。第4の一年坊にしちゃ、良いプレイングじゃねェか」 睨み付けてはいるが、どうやら褒めてくれているらしい。 ん、こいつ……。 少しだけ違和感を感じながらも、俺はプレイに戻った。 「手札を2枚、デッキトップに戻してターン終了だ」 「オレのターン。《次元院の研究員ピーカプ・ヤヌス》を召喚だ」 次元院の研究員ピーカプ・ヤヌス 火文明/4マナ/マシン・イーター/2000 パワーアタッカー+2000 このクリーチャーが破壊された時、コスト5以下の水または火のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。 昼矢のバトルゾーンにようやくクリーチャーが召喚された。 赤い長髪にヘッドバンドをつけたクリーチャー。 そのカードには電撃の様な模様が施されている。 『サイキックか……。そうか、あいつは元聖マリナンテ生だから、持ってても不思議じゃ無いって訳だな』 「超次元……か」 初めて生で見る超次元関連カードに、俺もアックスも思わず息を飲んだ。
/414ページ

最初のコメントを投稿しよう!

132人が本棚に入れています
本棚に追加