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サイキック・クリーチャー。
これは決闘都市がつい昨年に開発した新カードだ。
まだ発行枚数が少なくて、決闘都市の上位の人物にしか出回っていないカードだ。
当然、この学校でそんな希少なカードを持ってる人は……いないと思っていた。
だが昼矢は、元エリートだったあいつは、持っているらしい。
それは、サイキック・クリーチャーを呼び出す能力を持っているクリーチャーを出した事で明らかとなった。
「……ハハッ」
そう思った俺は、気付けば笑っていた。
楽しみで仕方ないんだ。
「見てえよ、生で、サイキック・クリーチャーを!!」
俺がワクワクした声でそう言うと、
昼矢は僅かに笑みを浮かべた(様に見えた気がした。……遠目だから確信は出来ないけれど)。
「良いからターンを進行しな! そしたら嫌でも目にすることになんだからよォ」
昼矢のその言葉を聞いて、俺は自分のターンである事を思い出した。
「そうだったそうだった。俺のターンだ」
慌ててカードを引いた俺は、先程加えていたカードを、《パイレーツ》の上に置いた。
「M・ソウル進化、《超電磁カーリー・ミラージュ H》だ!」
超電磁カーリー・ミラージュ H
水文明/5マナ/サイバー・コマンド/6000
H・ソウル
M・ソウル
進化-自分のH・ソウルまたはM・ソウルクリーチャー1体の上に置く。
相手がクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを2枚まで引いてもよい。
W・ブレイカー
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