132人が本棚に入れています
本棚に追加
光牙忍ハヤブサマル
光文明/3マナ/ガーディアン/シノビ/3000
ニンジャ・ストライク4
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、次の自分のターンのはじめまで、バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体は「ブロッカー」を得る。
全ての攻撃をトリガーなしで凌ぎきられた事に、襟澤は目を開いて驚いた。
「何……っ!?」
「驚く暇があるならさっさとターンを終えなさいよ」
対して光葉はエンド宣言を促している。
まぁずっと手札にシノビを抱えていたんだから、余裕が崩れなかったのも頷けるな……。
「……ククッ」
驚き終えた襟澤は何故か笑い始めた。
「いやいや、これを防ぎきるとはさすがだよ。でも、君のデッキは呪文主体のコントロールデッキ。《マクスウェル》が2体も構えているこの状況を、次のターンでどうにかできるわけがない。どの道君は俺に負けるしかないのさ。ターンエンドだ」
言われてみればそうだ。
今の光葉に許されてる呪文の詠唱は光文明の1枚のみ。
呪文を唱えられて初めて真価を発揮する光葉のナイトデッキじゃ、これを巻き返すのは無理に思えた。
「さあて菜季選手、襟澤選手の猛攻を耐え切ったが果たして次のターンにどう動くのか!?」
司会者が面白そうに状況の説明をし、ターンがついに光葉に移った。
光葉は静かにカードを引くと、手札のカードを1枚マナに置く。
「《アクア・サーファー》をマナに置くわ」
「……まさかそれはシールドにあったカードか」
何気ないマナチャージだが、襟澤はそれがシールドから来ていたカードだと分かったようだ。
「ええ。けど、いらなかったわね。このターンでケリが着くわけだし」
それに光葉は表情も変えずに告げる。
一体光葉はどうやって勝つつもりなんだろうか……。
最初のコメントを投稿しよう!