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「そしてこれがトドメの呪文、《ダイヤモンド・ソード》!」
ダイヤモンド・ソード
光文明/3マナ/呪文
このターン、自分のクリーチャーが相手プレイヤーを攻撃することができない効果はすべて無効になる。
そっか、その手があったか!
俺は光葉の唱えた呪文でやっと気付けた。
『これで光葉のアタッカーは一気に7体。やつを倒しに行ける段階にまで持って行けたわけだ』
アックスが付け加えるように説明する。
確かに、これならアイツを倒しにいけるかもしれない。
「く……っ、馬鹿な!」
「アンタのデッキは完全なコンボデッキ。まともにトリガーやシノビを入れてないことぐらいお見通しよ」
致死量のアタッカーが揃ったことに襟澤が動揺し、光葉がその理由を解説する。
なるほど、襟澤のデッキはコンボパーツで一杯だから防御手段を入れる余裕がないんだ!
「アタシを手に入れるとか大口叩いてたけど、やっぱ大した事なかったわね。決闘都市の第9位を甞めんじゃないわよ! 《ブラッディシャドウ》4体と《バウラ》でシールドを全破壊!!」
光葉が怒りをぶち撒けつつ、一斉攻撃をさせる。
5体のクリーチャーがシールドに突っ込んで割っていくが、襟澤が何かをする様子はない。
「《フランツ》でトドメよ!」
そして最後の攻撃も無事に通り、勝負は光葉の勝利で終わった。
やっぱすげぇよ、光葉!
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