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大輝→手札:1、マナ:5、シールド:5
場:《超電磁カーリー・ミラージュH》
昼矢→手札:5、マナ:5、シールド:3
場:《次元院の研究員ピーカプ・ヤヌス》
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昼矢は少し間を置いたが、ターンを開始した。
「……オレのターン。……フン、1回ぐれぇはドローを許してやるよ、オレは───
《超次元バイス・ホール》を詠唱する!」
超次元バイス・ホール
闇文明/6マナ/呪文
相手の手札を見てその中から呪文を1枚選び、捨てさせる。
次のうちいずれかひとつを選ぶ。
自分の超次元ゾーンにあるサイキック・クリーチャーを2体まで、コストの合計が6以下になるように選び、バトルゾーンに出す。
コスト10以下の闇のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。
昼矢は《ピーカプ・ヤヌス》と同様、電撃が走っている模様が施されている呪文を詠唱してきた。
俺の手札を覗く効果か……。
『除去する為のカードを引き抜きつつ、サイキック・クリーチャーが出せるってわけか』
「そ、そうか……」
ついにサイキック・クリーチャーが見れることにワクワクしてて気付かなかったが、アックスの言う通りだ。
そんなやり取りをしている内に、決闘台のモニターで俺の手札を確認し終えたらしい昼矢は、Yシャツの胸ポケットから『超次元ゾーン』として設定しているサイキック・クリーチャーを選んでいた。
「テメェの《スパイラル・ゲート》を墓地に送り、オレは《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》とバトルゾーンに出すぜ」
その宣言をした瞬間、昼矢の背後の空間に、電撃を帯びた穴が出現した。
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