父の影と未知の力

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「ではワタクシのターン。7マナで《超次元ガード・ホール》を唱えます」 フードの男はカードを引くとすぐにマナを溜め、既に唱える気だったらしい呪文を使ってきた。 今まで見た超次元呪文よりも、随分とコストが高い。 すんげぇのが来そうだ……。 俺は拳を握り、身構えた。 超次元ガード・ホール 光/闇文明/7マナ/呪文 マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。 バトルゾーンにある進化ではないクリーチャーを1体選んで裏向きにし、新しいシールドとして持ち主のシールドゾーンに加える。 闇または光の、コスト10以下の、「コマンド」と種族にあるサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。 「《ゾロル》をシールドに置きまして……来なさい! 最強の次元獣、《時空の悪魔龍ディアボロスZZ》!!」 《ゾロル》が青白い盾に変化し、俺のシールドゾーンの移動した後、 やつの場に渦巻のような穴が登場し、そこから2本の槍を持った巨大なドラゴンが這い出てきた。 す、すげえ迫力だ……っ! 時空の悪魔龍 ディアボロス ZZ(ダブルゼータ) 闇文明/10マナ/サイキック・クリーチャー/デーモン・コマンド・ドラゴン/9000/ビクトリー ブロッカー このクリーチャーは攻撃することができない。 相手のクリーチャーの能力によって、相手がバトルゾーンにあるクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーを選ぶことはできない。 覚醒-自分のターンのはじめに、バトルゾーンとマナゾーンにある自分のカードの中から合計3枚選び、墓地に置いてもよい。そうした場合、このクリーチャーをコストの大きいほうに裏返す。 「ターンエンドです」 「お、俺のターン!」 《ディアボロスZZ》の迫力に気圧されつつも、俺はカードをドローする。 しっかし相手はまだ4ターン目だってのに、10マナのクリーチャーを呼び出してきたんだな。 フードの男の実力の高さが窺える。 だが……俺だってサイキックを出せるんだぜっ! 「5マナで《超次元エナジー・ホール》を唱えるぜ! これで《時空のスター・G・ホーガン》をバトルゾーンへ!」 こちらも手札から超次元呪文を唱え、同じように渦巻状の穴から両手首に鉄球を鎖でぶら下げた巨人が出てきた。 超次元エナジー・ホール 水文明/5マナ/呪文 カードを1枚引く。 次のうちいずれかひとつを選ぶ。 ●自分の超次元ゾーンから好きな数のサイキック・クリーチャーをコストの合計が5以下になるように選び、バトルゾーンに出す。 ●コスト7以下の水のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。 時空のスター・G・ホーガン 水文明/7マナ/ サイキック・クリーチャー/サイバー・コマンド/7000 M・ソウル 自分の水のクリーチャーの召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。 覚醒―自分のターンの終わりに、そのターン、自分のクリーチャーを3体以上召喚していた場合、このクリーチャーをコストの大きいほうに裏返す。 W・ブレイカー
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