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《アクア・ジャック》が地面から出現させた渦。
そこから、出てきたのは3コストのクリーチャーだ!
《アクア・ジャック》の連鎖範囲内なので、そのままバトルゾーンに出した。
「オマケに《ジェスタールーペ》の効果で1枚ドローだぜ!」
2体目のクリーチャーの召喚に成功した俺は、カードを1枚引いた。
そして、まだ俺のマナは3枚残っている。
ここでさっきのターンで加えておいた呪文で、あの謎なクリーチャーを除去しておこう。
「呪文、《魂と記憶の盾》! 《ガロウズ・セブ・カイザー》をシールドに送る!」
魂と記憶の盾
光/水文明/3マナ/呪文
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
バトルゾーンにある、進化ではないクリーチャーを1体選び、裏向きにして、新しいシールドとして持ち主のシールドゾーンに加える。
俺の宣言と共に、虹色に輝く盾をもつ細身の騎士が現れた。
その騎士は、盾で《ガロウズ・セブ・カイザー》に向けて突進した。
ガコンッという鈍い音を立てて、見事にクリーンヒット!
これであのクリーチャーもお陀仏……っ!
『いや、大輝! 駄目だ!』
喜びのガッツポーズをしようとした時、アックスが慌てて叫んできた。
何だよ、と思いつつ俺は《ガロウズ・セブ・カイザー》をよく見た。
先程まで、《魂と記憶の盾》により薄まりかけていた《ガロウズ・セブ・カイザー》だが、
いつの間にか、薄い水色の膜に覆われていた。
どうやらそれで、《魂と記憶の盾》の効力を打ち消したらしい。
「ククッ、残念だったな。オレは手札から《オンセン・無敵タイム》を捨てたぜ」
何故だと、疑問に思っていると、昼矢が笑いと共にそう言ってきた。
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