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「やはりテメェは、他のやつとはちげェな……。良いね……良いね、良いね! こんな対等な決闘は今まで無かった! 聖マリナンテにいた頃は、誰しもが俺を見下した。第4に来てからは、誰もが俺を畏れた。……誰も、俺と対等に立ったやつはいなかった!!」
突然、大声と共に昼矢が過去の身の上話をしてきた。
そう、だったのか……。
昼矢は、エリートならではの辛い思いをしていたんだ。
「ククク……認めてやるよ、お前のこと。全力で来い! 海堂大輝ぃ!!」
そして更に昼矢が、俺に、そんな嬉しい宣言をしてきたんだ。
だから当然、俺も応えた。
「あぁ、勿論だ!! 最っ高の決闘をしようぜっ!」
その言葉を合図に、昼矢は自分のターンを始動させた。
「オレのターン、ドロー! 《ザビ・デモナ》を召喚するっ!」
死海秘宝ザビ・デモナ
闇文明/4マナ/パンドラボックス/エイリアン/2000
S・トリガー
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の闇または火のクリーチャーを1体破壊してもよい。そうした場合、コスト4以下の闇または火のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。
昼矢のバトルゾーンに、トゲがビッシリと生えた、生きている宝箱(のようなモノ)が出現した。
そのカードもまた、電撃のような模様が走っている。
「オレはまず、《ピーカプ・ヤヌス》を破壊して《竜骨なる者ザビ・リゲル》をバトルゾーンに出す。──更に、《ピーカプ・ヤヌス》が破壊されたことで《ハイドラ・ギルザウルス》もバトルゾーンに出てくるぜェッ!」
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