デュエマで埋め尽くされた街

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━━━━━ 大輝→手札:2、マナ:7、シールド:5 場:《クリスタル・ランサー》、《蒼月の守護者グーゼ・ノース》、《アクア・ベララー》 昼矢→手札:3、マナ:9、シールド:0 場:《死海竜 ガロウズ・デビルドラゴン》、《巨人の覚醒者セツダン》、《死神秘宝ザビ・デモナ》、《時空の凶兵ガンヴィート》 ━━━━━ 「……ッチ! 厄介なやつがいるなァ、おい」 昼屋は一気に攻めようとしたようだが、俺のバトルゾーンを見直すと舌打ちをした。 『《グーゼ・ノース》のバウンス耐性のお陰で、このターンに決められる事は無さそうだな……』 「そ、そうだった……!」 何故昼屋が舌打ちをしたのか、アックスの説明を聞いて俺はようやく納得できた。 ……連鎖でこいつが出て、助かったな。 けど、それで完全に安心できる程、昼屋は甘くなかった。 「まァ良い、このターンにトドメに行けなくても、テメェを止める手段はあるからなァ! まずは《ファンタズム・クラッチ》を詠唱、《クリスタル・ランサー》を破壊するぜ!」 ファンタズム・クラッチ 闇文明/4マナ/呪文 Sバック-闇 相手のタップされているクリーチャーを1体破壊する。 昼屋が呪文を唱えると、バトルゾーンに数枚の扉が並ぶようにして出現した。 するといきなり、扉が勢い良く開き、薄紫色の触手ようなものが飛び出して、それが終結し手のような形になり、《クリスタル・ランサー》を鷲掴みにした。 そして、爆発。 「くっ……《ランサー》……!」 俺は立体映像である幻覚の暴風を真に受けながら、自然と呟いていた。
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