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続いて怜衣乃のターン。
「ヒロっちだけが良い流れじゃないんだよ~? 《爆翔イーグル・アイニー》を召喚だぁ!」
一度、カードを高く持ち上げた後、怜衣乃は勢い良く決闘台にセットした。
すると、立体映像用のバトルゾーンに、赤い胴体に白い頭の可愛らしくもあり強気な目付きをした鳥形クリーチャーが出現した。
爆翔イーグル・アイニー
火文明/4マナ/ファイアー・バード/フレイム・モンスター/3000
K・ソウル
自分の、名前に《XX》とあるクリーチャーの召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。
バトルゾーンにある自分のフレイム・コマンドはすべて「スピードアタッカー」を得る。
『《XX》を主体にしたデッキか。あのクリーチャーがいると、相当厄介だぞ』
「そうなのか……」
アックスの助言を聞いて、決闘台に表示された《イーグル・アイニー》のテキストを確認してみたが、
コスト軽減に、スピードアタッカー付加……。確かに厄介なサポート能力を持っている。
「あたしはこれで終了だよ。ヒロっちはどう動く?」
怜衣乃が不敵な笑みを浮かべながら、終了宣言した。
それを聞いた俺は、デッキトップに手を乗せて掛け声と共に一番上を引き抜いた。
「俺のターンだ、ドロー!」
ドローカードを確認し、手札に加えた後にマナチャージをしつつ、2枚の手札のカードをバトルゾーンに同時に置いた。
「《アクア・エボリューター》を2体一気に召喚だ!」
アクア・エボリューター
水文明/2マナ/リキッド・ピープル/1000
自分の水の進化クリーチャーを召喚するコストを1少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。
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