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俺が召喚した2体のクリーチャーを見た怜衣乃は、俺の行動を予測してきた。
「なるほどなるほど。ヒロっちは次のターンに、さっき加えてた《クリスタル・アックス》を出すつもりなんだね?」
「さすがにお見通しかぁ」
それはズバリ図星だったので、俺は素直に認めた。
次のターン、マナは5マナとなり《エボリューター》のコスト軽減2体分により、《クリスタル・アックス》に届くんだ。
「パワー11000はマズイなぁ。……あたしのターン!」
怜衣乃は少し唸りながら、デッキからカードを引いた。
カードを確認すると、怜衣乃は───
ニヤリと企みのある笑みを浮かべた。
……何か来る!?
「良いカードを引いた♪ 行くよヒロっち、呪文《超次元シャイニー・ホール》を詠唱っ! 《エボリューター》をタップして……
来て、《時空の精圧ドラヴィタ》!!」
怜衣乃はサイキック・クリーチャーを呼び出す、稲妻が走ったカードを使ってきた。
そして昼矢の時と同様、詠唱者の背後に渦巻きのような穴が現れ、そこから黄金色の戦士のようなクリーチャーが這い出てきた。
これが……怜衣乃のサイキック・クリーチャー……っ!
超次元シャイニー・ホール
光文明/5マナ/呪文
バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、タップする。
次のうちいずれかひとつを選ぶ。
自分の超次元ゾーンから好きな数のサイキック・クリーチャーをコストの合計が5以下になるように選び、バトルゾーンに出す。
コスト7以下の光のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。
時空の精圧ドラヴィタ
光文明/7マナ/サイキック・クリーチャー/エンジェル・コマンド/5500
相手が呪文を唱えた時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、タップしてもよい。
このクリーチャーがバトルに勝った時、このクリーチャーをアンタップしてもよい。
覚醒-自分のターンのはじめに、バトルゾーンに自分の、フレイム・コマンドまたは名前に《NEX》とあるクリーチャーが合わせて2体以上あれば、このクリーチャーをコストの大きいほうに裏返す。
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