132人が本棚に入れています
本棚に追加
《スター・G・ホーガン》の姿を見た怜衣乃は、楽しそうに笑った。
「おーおー! これがヒロっちのサイキック・クリーチャーかぁ! カッコ良ーねっ♪」
けれどその直後、怜衣乃は《スター・G・ホーガン》をズビッと効果音が出そうなくらいに指差した。
「《ドラヴィタ》の能力は《エナジー・ホール》の効果処理後に発動するよ。よって、《スター・G・ホーガン》はタップされちゃうんだな!」
「うぉあっ、そうだった!!」
俺がそう驚いた直後に、《ドラヴィタ》の回りが数回点滅するように光った。
そしてその直後、視界が全く見えなくなるくらい、強烈に光る。
その光りのせいで《スター・G・ホーガン》が視力を失ってしまったからか、片膝をついてしまった。
……とはいえ、どの道《スター・G・ホーガン》は召喚酔いしてるし、こいつより高いパワーを持ってるクリーチャーが怜衣乃のバトルゾーンにいるわけでもないしな。
「これでターンエンドだ」
「うん、あたしのターンっ!」
俺のエンド宣言を聞いた直後に、怜衣乃は勢い良く自分のターンの開始宣言をした。
「よしよし、準備は整ったぁ! あたしは《爆竜ハリケーントプス XX》を召喚!!」
怜衣乃はマナを溜めずに嬉々としながら、手札のカード1枚をバトルゾーンにセットした。
爆竜ハリケーントプス XX
火文明/7マナ/アーマード・ドラゴン/フレイム・コマンド/7000
このクリーチャーが攻撃してブロックされなかった時、コスト5以下の火のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
W・ブレイカー
最初のコメントを投稿しよう!