青い瞳の決闘者

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《ハヤブサマル》で攻撃が防がれてしまった俺は、苦い顔をしながらターンを終えるしかなかった。 《カーリー・ミラージュH》でW・ブレイクしようかと考えたが、《ハリケーントプス》の殴り返し先を作ってしまうだけだ。 「よっし、あたしのターン! 来た来た来た~~っ! 《ドラヴィタ》覚醒、 ───《龍圧の覚醒者ヴァーミリオン・ドラヴィタ》ぁぁ!!」 怜衣乃は元気の良い声で叫びながら、片手を挙げて宣言した。 その直後、《ドラヴィタ》が稲妻に纏われながら強く発光した。 そしてその光が止み、黄金色の戦士は…… 腹部に龍の口を持った、朱と黄金の体の双剣使いへと変貌していた! 龍圧の覚醒者ヴァーミリオン・ドラヴィタ 光/火文明/14マナ/サイキック・クリーチャー/エンジェル・コマンド/アーマード・ドラゴン/12000 相手は呪文を唱えることができない。 このクリーチャーはタップされていないクリーチャーを攻撃できる。 T・ブレイカー 解除 これが……怜衣乃のサイキック・クリーチャー最強の姿……。 『呪文封じにアンタップキラー……だと……。大輝、これはさっきのプレイングミスが響いてきたな……』 「ぬぐっ……た、確かに」 アックスに痛い所を疲れてしまい、俺は冷や汗を流した。
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