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「次は《オーフレイム》でW・ブレイク! これは防げないでしょ!!」
怜衣乃は最後のW・ブレイカーで俺のシールドを全て割り切った。
1枚ずつ確認する。
(……《光牙忍ソニックマル》。これじゃ意味がない……)
1枚目はハズレと言っても差し支えのないカード。
これは……負けた……か……?
諦めかけたその時、
『大輝、まだだ! 確認もせずに諦めるんじゃねぇ!』
アックスから叱咤の声が響いてきた。
それで俺は気付かされた。
そうだ……まだ……諦めちゃいけない!
「2枚目のシールドは……」
呪文は使えない。
そして、1枚のカードで2体のクリーチャーを止めなければならない。
……そんな無茶な制限を掻い潜れるカード……。
それは───
「来たあああぁぁぁぁっ!! S・トリガーX《クイック・ディフェンス》を《カーリー・ミラージュ》にクロスだぁ!」
俺は引き当てた。
正直、これを入れてる事を完全に忘れていたけど。
クイック・ディフェンス
光文明/2マナ/クロスギア
S・トリガーX(このクロスギアをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐジェネレートし、自分のクリーチャー1体にクロスしてもよい)
これをクロスしたクリーチャーは「ブロッカー」を得る。
これをクロスしたクリーチャーが破壊された時、自分のクリーチャー1体に、コストを支払わずにこれをクロスしてもよい。
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