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「《カーリー》で残り2枚のシールドをブレイク!!」
そして、最後の2枚をこいつで一気に割りに行く。
指令を受けた《カーリー》は、両手にそれぞれ持っている薄水色の広刃剣で、怜衣乃のシールド2枚を一気に粉砕した。
「うっ……く、S・トリガー……は!?」
怜衣乃は慌ててブレイクされた2枚のシールドを確認する。
俺の場のアタッカーは2体。
両方を止められたら、負けだ……。
(《雷撃と火炎の城塞》……。場合によっちゃあ、2体を止められるカードだけど……このバトルゾーンだと当てはまらない!!)
怜衣乃はカードを確認すると、ガックシと肩を落とした。
どうやら止めきるのは無理だったらしい。
「危なかったぜ……。
───《時空のスター・G・ホーガン》でトドメだぁ!!」
俺は安堵の息を吐き、そして最後の掛け声を上げた。
《スター・G・ホーガン》が鉄球を怜衣乃に向けて投げ飛ばし、それが直撃。
(もちろん映像なので、実際はすり抜けるけど)
それで、この決闘は終息した。
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