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私はまた何日か後のお笑いライブに行った時、また西島さんを出待ちした。
また前のように西島さんを出待ちしているのは私だけだった。
西島さんが出てきた時、西島さんは私に気づき、近づいてきてくれた。
「こないだの男性恐怖症の子だよね?」
「いや、男性恐怖症ではないですけど(笑)というか、覚えててくれたんですか?」
「忘れるわけないよ。俺の手を払った子だし、こんな可愛い子。」
「えっ?」
私の事を“可愛い子”と言ってくれた。
「だから君みたいな可愛い子、忘れるわけないよ。」
「そんな可愛いだなんて…」
「すごく可愛いよ。」
ニコッと笑った西島さんを私はまともに見る事が出来なかった。
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