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西島さんは私の手を握り、そのまま歩き始めた。
でも、私は手を払わなかった。
いつもなら、すぐに払っていたのに。
そのまま、西島さんは自分の車のドアを開け、私に乗れと命令した。
本当なら拒否していたと思う。
でも、素直に命令にしたがった。
「今日から優歌って呼ぶから。で、優歌の家どこ?」
「なんで、家行くんですか?」
「優歌は俺の家に住むんだぞ?荷物まとめなくていいのか?」
「えっ?住むんですか?」
「うん。一生な。とりあえず1週間分の荷物まとめてこい。」
私は素直にはい。と言い、西島さんに住所を教えた。
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