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?「暇だな~」
ここは日本のとある村にある小さな神社。そこに一人の青年が縁側で寝転がっていた。
その脇には数本の酒瓶が転がっており酔っているのか青年の顔は朱色に染まっていた。
神社で昼間から酒をかっ喰らっている辺りまともなヤツではないだろう。
?「最近は信仰もめっきり減ってきたし…こっからどうすっかねぇ」
?「だったら私の世界にこない?」
彼が杯に酒を注ごうとしたとき何もない空間から掛け目が現れ金髪の女性が現れた。
?「やあ、ずいぶんと久しいな賢者………いや八雲紫」
?「あなたもね、雲井雷牙」
雲井「懐かしいな、ほんと何年ぶりだ?」
八雲「私が新しい世界を創ると言ったから、もう千年も前のことね」
雲井「そうか…もうそんなに前のことか」
そういって紫の持っている杯に酒を注ぐ。
それを紫はゆっくりと傾ける。
八雲「おいしいお酒ね」
雲井「あぁ、この時代には珍しく機械を使わず全部手作業で作っている。何でもこれで町おこしをするんだとさ」
八雲「ずいぶんと壮大な計画ね」
雲井「あぁ、人間前向きになるのはいいことだそれが良かれ悪かれな」
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