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自販機の前まで戻った時に携帯が震えた。
画面を見て、溜め息をついてから電話にでた。
「…なんだ。」
〈なんだじゃねぇよ。今日来ないのか?〉
「…今から行く。」
〈解った。早く来いよ?〉
そう言うと電話は切れた。
切れた携帯をポケットにしまい、ジュースを買い、屋上に行った。
屋上に行くと、葵以外のblue moonの幹部達がいた。
「櫂翔!遅かったな?」
そう言うのは、副総長の侑哉(ゆきや)だ。
「ちょっとな。」
「なんだ?機嫌いいな?」
そう話すのは熾遠。
「…うるせぇ。」
「なんだよ。櫂翔教えろよ?」
侑哉が聞いてきたが無視した。
俺が喋らないと分かると、侑哉と熾遠は2人で話を始めたから、俺は李遠の事を考えていた。
李遠のすべてを手に入れたい。
そう思いながら、とりあえず待つしかないかと思った。
櫂翔side end
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