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櫂翔に見送られ教室に入ると、すでに葵がいた。
「あっ!い~ちゃん、おはよう!!」
「おはよ葵。」
話しながら、席に座り葵と話をしながら、次の授業を受けた。
3限は体育だから、葵と別れて着替えに向かった。
その間も女子からの視線は痛いぐらいだったが、昨日櫂翔に勇気を貰ったから耐えられた。
体育は男女別だから、私は一人でボ~としていた。
コソコソと何かを話していたギャル達が、私の前にやってきた。
「結城さん。ちょっといいかしら?」
「…何?」
「ここじゃ何だから着いてきて。」
そう言い歩き出したギャルの後ろを歩く。
体育館裏まで連れて来られ、やっとギャルは止まった。
「用があるなら早くしてくれない?」
そう言えば、ギャルはクスクス笑い出した。
「ねぇ貴女…涼さんに抱かれたんでしょ?涼さん言ってたわよ。貴女は無理矢理されるのが好きなんだって。涼さんにも貴女から迫ったんでしょ?見掛けに寄らず大胆なのね?」
「…バカじゃないの?誰が好き好んであんな奴とヤるのよ。誰から聞いたか知らないけど…くだらない事言わないでくれる?」
「本当の事でしょう?櫂翔さんや熾遠さんにもヤらしてるんでしょ?誰にでもヤらして…淫乱女。」
「あんたよりマシ。聞いた話だけで勝手に想像しないでくれる?あんた…涼に抱かれたの?趣味悪いね…。」
そう言えば、逆上した奴にひっぱたかれた。
「あんたなんて…ヤられちゃえばいいのよ!何回言っても解らない貴女が悪いわ。」
「はぁ…この前言ったよね?今度は手加減しないから…」
そう言えば、ギャル達に囲まれていた。
殴りかかってきた一人を避け一発で沈める。
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