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敵を倒しながら進み、階段を見つけた。
階段を上り、双子に近寄る。
「やっぱ強いな?」
「…許さねぇ…。」
そう言い殴ろうとすると避けられ言われた。
「わりぃな。まだあんた達を相手にしたくないんだ。俺達はここで引かせて貰う。」
「逃げるのか!」
「逃げる?それは違う。準備の為の撤退だ。見つかりたくない奴がここに向かってると情報が入ったからな。隠れるのさ。じゃあまたな。」
そう言い双子は上手い具合に飛び下り逃走した。
後ろからメンバーが何人か追って行ったのを見てから李遠を探す。
「李遠!李遠どこだ!!」
声をあげ探していると、李遠の声が聞こえた。
…やだぁ…櫂翔!…やぁ~!
その声を頼りに部屋を見つけ、扉を蹴り破る。
「李遠!」
部屋に入ると、手錠で繋がれ、無理矢理ヤられそうになってる李遠がいた。
「なんだ。もう来たのか…」
涼が残念そうに言い振り返り俺を見た。
「今から楽しくなりそうだったのに邪魔しやがって…」
「お前は許さねぇ…」
「クックックッ。今回は引いてやる。陵我達も引いたしな。お前の目の前で犯しても楽しそうだなぁ。」
そう言いながら、涼は窓に足をかけた。
「そうそう。李遠には媚薬飲ませてあるから。」
それだけ言うと涼は飛び下りた。
俺は、はっとして李遠に駆け寄る。
「李遠!」
「か…櫂翔…。」
ガタガタ震えながら言う李遠を抱き寄せ、手錠を外した。
俺に抱きつきなが泣く、李遠を抱き上げ部屋をでた。
涼は媚薬を飲ませたと言っていたが、欲しがる様子もない。
ただ震えながら俺に抱きついている。訳が解らないまま、下に降りると、予想外の奴がいて足止めされた。
櫂翔side end
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