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いきなりでビックリしながら、隣にいた葵に聞いた。
「うるさいね。なんだろ?」
そう言うと、葵は苦笑いしながら答えてくれた。
「あ~。たぶん櫂翔さん達だ。blue moon幹部達が来たんだよ。」
…あぁ。なるほど。櫂翔かっこいいもんね。
そう思いながら、葵は動きそうになかったから先に帰る事にした。
「葵、私帰るから。」
そう言うと葵はビックリした顔をした。
「えっ?い~ちゃん、櫂翔さん達見てかないの?」
「うん。興味ない。それに…櫂翔にはさっき会ったから。」
葵はさらに驚いた顔をした。
「えっ?いつの間に!?」
「ナンパされた時。とにかく私は帰るから。じゃあね。」
「あ…あぁ。」
なぜか放心状態の葵を置き去りにして、私は歩き出した。
葵side
興味がないと帰って行った、い~ちゃんを呆然と見つめていた。
い~ちゃん何者?熾遠さんも櫂翔さんも呼び捨てにするなんて…。
そんな事を考えていると、後ろから声をかけられた。
「あれ?葵?何してるんだ?」
「あ…侑哉さん。」
「どうした?」
呆然としてると、侑哉さんは不思議そうに言った。
「いや…。」
何て言ったらいいか解らなくて、困惑していると、櫂翔さんが言った。
「葵?行くぞ?」
「あっ!はい。」
そう答え、櫂翔さん達の後ろを歩き出した。
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