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あれから5日がたったが、学校で女の子達から呼び出されることはなかった。
櫂翔は学校が終わると必ず何もなかったか聞かれていた。
「李遠、来週には手を打つぞ。いいな?」
約束の1週間が迫ってきた夜、ベッドの中で櫂翔に言われた。
…仕方ないか…何もされないし…。
半分諦めながら、頷き櫂翔に抱きつき眠った。
……………………………私は…………………完全に油断していた………………………。
朝はいつもの様に起き、お弁当を作ってから櫂翔を起こし、学校に行く準備をした。
いつもの様に学校に行き、教室に入り普通に授業を受けていた。
移動教室の時、葵がトイレと言うので、先に行く事を伝え、一人で歩いていた時…いきなり開き教室に引きずり込まれた。
「…ぃた…。」
一瞬状況が解らなく、周りを見渡せば、この前のギャル集団がいた。
「…あんたたち…まだ懲りてなかったの?」
私は立ち上がりながらそう言えば、ギャル達が騒ぎだした。
「貴女…早く櫂翔さん達から離れなさいよ!汚らわしい!!」
「図々しく葵くんにくっついて…葵くんだって迷惑してるわよ!!」
「そう言えば、熾遠さんに抱きついた事もあるわよね?いい加減にしなさいよ!!」
ギャアギャア喚くギャル達に冷静に言った。
「毎回毎回よく喋るわね?貴女達もいい加減にしつこいのよ!」
そう言えば逆上して、さらに喚きだした。
相手にするのもバカらしくなり、聞き流しながら聞いていると、ドアが開きチャライ男達が入ってきた。
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