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「おまたせ。」
そう言いながら、数人の男子が入ってきた。
「遅いじゃない。ねぇ結城さん?櫂翔さん達から離れると約束してくれるなら、見逃してあげる。
でも…離れないならどうなるか解るよね?」
そう言いニヤニヤするギャル達。
…つまり、離れないならヤられる…と…。
…これぐらいならいけるかな?
そんな事を考えながら答えた。
「はぁ…離れるわけないでしょ?これぐらいの人数なら逃げられるし。」
「そう…じゃああんたたち、相手してあげなさいよ。」
そう言うと、男達が近づいてきた。
「可愛いね。blue moonを潰すにはいい餌ができたな。」
「だな。まぁ、終わったら総長の所に連れて行こうぜ。」
話しながら近づいてきた男達から距離をとる。
「…近づかないで。あんたたちの思い通りにはさせない。」
そう言うと、ギャル達が笑いだした。
「あはは。男に敵うわけないじゃない。」
「…あんたたちと違って鍛えられてるから。」
「調子に乗るのもいい加減にしなさいよ!!」
そう言い、一発殴ってきた。
無抵抗なのをいい事に二発目を殴ろうとした手を掴み、殴り返した。
逆上した女達は一斉にかかってきたが、それを沈め男達に視線を向けた。
「おお。強いね?さすが涼さんの従姉妹だな。」
涼…の名前にビクッとした。
驚いていると男がさらに話した。
「何で涼さんを知ってるのか…って顔だな。理由は簡単だ。俺達の頭が涼さんなんだよ。涼さんからお前を連れてこいって言われてるから、今回はちょうど良かった。 」
男は私に近づき手を捕まれそうになり、振り払おうとしたが、スゴい力で押さえつけられた。
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