五章

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男達に押さえつけられ、暴れて見たけど、動けなくなってしまっていた。 「…離せ!!」 触られているのが気持ち悪く、暴れながら言った。 「無理だよ。お前無理矢理ヤられるのが好きなんだろ?たっぷり可愛がってやるよ!!」 そう言いながら、私のブラウスに手をかけた。 ビリッと音がして、同時に男が胸に顔を埋めた。 「っ!やめて!!いや…櫂翔!!」 「うるせぇ!」 バシッと音がして、頬がジンジンしたから叩かれたのが解った。 私を殴りながら、行為を進めようとする男が、涼と被り身体が震えてきた。 「…ゃ…やだ……櫂翔!……かい…と……!!」 涙を流しながら、櫂翔を呼び続けた。 その時………………… ガラッとドアが開き大好きな人の声が聞こえた。 「李遠!!」 その声に男達はピタッと止まり、ドアの方を見た。 「獅童…」 そう言いながらも、まだ私の上にいる男に櫂翔は言った。 「てめぇ…何してやがる…」 「クックックッ遅かったな。こいつは今から俺達が貰う。ソコで指加えて見てな。」 「李遠に触んな!!」 そう言い私に近づいてきた櫂翔がピタッと止まった。 「おっと。それ以上近寄るなよ?大事な女に傷が出来るぞ?」 男はそう言いながら、私にナイフを近づけた。 「ちっ!李遠に傷つけたら殺す…」 「はっ!出来るものならヤッてみろ!」 そう言いながら、身体を触られていた。 気持ち悪くて…何も考えられなくなり、涙を流しながらナイフをもつ、男の手を掴み、自分の足に刺した。 男は私の行動に驚いて私を突き飛ばした。 櫂翔はその瞬間、男に殴りかかった。
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