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櫂翔さん達と溜まり場に来て、いつもの席に座って、櫂翔さんに話かけた。
「櫂翔さん。今日ナンパされてた女の子助けました?」
櫂翔さんは答えてくれた。
「あぁ。」
「ありがとうございました。友達なんですよ。」
「あぁ。同じクラスだったな。」
「はい。可愛いかったので…友達になって貰いました。」
「ふっ。確かに李遠は可愛いな。」
櫂翔さんの言葉に幹部全員が驚いた。
それは…櫂翔さんが女を可愛いと言ったから。
今まで櫂翔さんに彼女が居たとしても、名前を呼んだ事も可愛いと言った事もなかったから。
驚いていると、侑哉さんが櫂翔さんに言った。
「珍しいな櫂翔がそんな事言うなんて…。」
そう言うと櫂翔さんは思いだし笑いをしながら言った。
「あぁ。李遠は俺の事もチームの事も知らなかったんだよ。しかも…俺が知らないのか聞いたら何て答えたと思う?」
皆がさらに驚いた顔をしていた。
「知らない!?」
「そんな奴いたの?」
そう呟く、侑哉さん、熾遠さんを横目に俺はい~ちゃんに言われた事を呟いてた。
「…さっき会ったばかりの人を知ってたら怖い…。」
「葵正解。何で解った?」
櫂翔さんに言われ、答えた。
「俺も同じ事を言われました。」
…い~ちゃん櫂翔さんにも言ったんだ…。
そんな事を考えてると、侑哉さん達が笑い出した。
「あはは。何その子。面白い!」
「会ってみてぇな。」
侑哉さん、熾遠さんが言ったから、ハッとしてい~ちゃんの伝言を熾遠さんに伝える。
「熾遠さん。い~ちゃんが探してましたよ?」
「あ?い~ちゃんって誰?」
「あ…李遠ちゃんです。何か…名前を言ったら解るって言ってましたけど…。」
そう言うと熾遠さんは考え出した。
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