六章

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「い~ちゃん!大丈夫だよ。いい奴らばっかりだから。うちのメンバーもいるよ。」 声がした方を見ると、葵が笑いながらたっていた。 「葵。」 葵に言われ見ていると、遠くから“李遠さ~ん”と手を振るblue moonメンバーがいて、少し落ち着いた。 ホッとしていると、また倉庫から誰か出てきた。 『綾!勝手に行くな!!』 『お前は…倉庫から出るなよ。』 声の方を見れば、綾さんに似た様な顔の男の子が二人来た。 『ごめん。李遠ちゃん迎えに来たかったの。 李遠ちゃん。紹介するね?三つ子の右が朔矢、左が颯矢。』 『『始めまして李遠ちゃん?綾が迷惑かけなかった?』』 「…いえ」 『もう!朔も颯も何言ってるの!!』 紹介されたのは綾さんの兄弟。 朔矢さんは金髪と右側に銀のメッシュ。 颯矢さんは金髪と左側に銀のメッシュ。 よく似た兄弟だと思った。 どこか瑠榎さんにも似てると思う。 そんな事を考えていると、朔矢さん達は櫂翔に話しかけていた。 『久しぶり櫂翔。』 『お前にも女が出来たんだな?』 「あぁ。久しぶりだな。朔、颯。 そう言う颯にも出来たんだろ?」 『あぁ。上にいるから紹介してやるよ。』 『櫂翔くん。颯の彼女も可愛いんだよ。私の友達なの!!』 「そうか。じゃあ行くか。魁さんも待ってんだろ?李遠おいで。」 櫂翔に手を引かれながら、倉庫の中に入って行った。
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