六章

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『李遠ちゃん、銘ちゃん、朔矢の隣に座ってるのが魅耶、颯矢の隣に座ってるのが月ちゃんだよ。で、銘ちゃんの隣が綺羅ちゃん。 みぃ、月ちゃん、綺羅ちゃん、blue moonの櫂翔くんと、その彼女の李遠ちゃん。』 綾さんに紹介してもらいペコリと頭を下げた。 『『よろしく李遠ちゃん。』』 「李遠ちゃん、よろしく。私は白虎の総長だよ。」 魅耶さんと月さんと綺羅さんに言われ、少し人見知りな私は、隣に座る櫂翔の手をギュッと握りながら、ペコリと頭を下げた。 「よろしくお願いします。」 そう言うと、魅耶さんに抱きつかれた。 『可愛い~!!私の事はみぃって呼んでね?』 「は…はい。」 急に抱きつかれビクッとしながら、話をしていると、朔矢さんがみぃさんを呼ぶ。 『魅耶、離してやれ。李遠ちゃんが驚いてる。』 『はぁい。急にゴメンね?』 「…いえ。」 みぃさんは朔矢さんに言われ、渋々私を離した。 ホッとしていると、櫂翔が私の頭を撫でながら言った。 「李遠、ここに居るのは魁さんの連合のトップだ。朔達の女は違うが、綺羅はそうだぞ。俺が側に居れない時は綺羅達がいるからな。」 「…うん。」 櫂翔と話していると、横から綾さんに引っ張られた。 『李遠ちゃん!まだ皆来ないから、あっちで遊ぼう?』 「うん。」 そう言われ綾さんに引かれながらテーブルを離れ、テレビの近くに女の子達だけで座った。 綺羅さんは連合の話があるらしくソファーに残ったので、私、銘ちゃん、綾さん、みぃさん、月さんの5人で話した。
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