六章

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ソファーから離れ、綾さん達と話をしていると、すぐにみぃさんと月さんと仲良くなれた。 チラッと櫂翔の方を見ると、楽しそうに皆で話していた。 『李遠ちゃん!?』 「はい?」 みぃさんに呼ばれた。 『櫂翔くんと付き合ってどれぐらい?』 「えっと…二ヶ月ぐらい?」 『いやぁん。まだまだこれからなのね!』 何を想像したのか、みぃさんはハイテンションになった。 『みぃ落ち着いて。』 『だって初々しいじゃない。』 そう話す綾さんとみぃさんに銘ちゃんが言った。 「クスクス。可愛いわね?朔も全然紹介しなかったのが解るわ。」 「銘ちゃんは朔矢さん達知ってたの?」 「うん。まだ妃那さん達がいる頃にあったから。」 「そうなんだ。」 そう話していると、いきなりドアがバンッと開き、誰かが綾さんとみぃさんに抱きついた。 近くにいた私は、ドンッと押され倒れこみながら、呆然と眺めていると、朔矢さんが叫び、銘ちゃんは慌てて私を起こしてくれた。 「李遠ちゃん?大丈夫?」 「うん。」 『陽さん!魅耶に抱きつくな!!』 「綾~久しぶり!今日も可愛いなぁ。」 「みぃ~会いたかったよ~!」 そう言って綾さん達に抱きついている人達を見ていた。 すると、いつ来たのか櫂翔にフワッと抱き締められた。 「李遠大丈夫か?」 「うん。びっくりしたけど…」 櫂翔と話していると、魁さんも来て綾さんに抱きついている二人を殴った。 「「っいた!!」」 『凪、陽、離せ。毎回抱きつくな。沙綾こい。』 『はぁい!』 抱き着かれていた綾さんは、抱きついていた人から抜け出し魁さんの元に駆け寄った。
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