1836人が本棚に入れています
本棚に追加
/592ページ
ソファーから離れ、綾さん達と話をしていると、すぐにみぃさんと月さんと仲良くなれた。
チラッと櫂翔の方を見ると、楽しそうに皆で話していた。
『李遠ちゃん!?』
「はい?」
みぃさんに呼ばれた。
『櫂翔くんと付き合ってどれぐらい?』
「えっと…二ヶ月ぐらい?」
『いやぁん。まだまだこれからなのね!』
何を想像したのか、みぃさんはハイテンションになった。
『みぃ落ち着いて。』
『だって初々しいじゃない。』
そう話す綾さんとみぃさんに銘ちゃんが言った。
「クスクス。可愛いわね?朔も全然紹介しなかったのが解るわ。」
「銘ちゃんは朔矢さん達知ってたの?」
「うん。まだ妃那さん達がいる頃にあったから。」
「そうなんだ。」
そう話していると、いきなりドアがバンッと開き、誰かが綾さんとみぃさんに抱きついた。
近くにいた私は、ドンッと押され倒れこみながら、呆然と眺めていると、朔矢さんが叫び、銘ちゃんは慌てて私を起こしてくれた。
「李遠ちゃん?大丈夫?」
「うん。」
『陽さん!魅耶に抱きつくな!!』
「綾~久しぶり!今日も可愛いなぁ。」
「みぃ~会いたかったよ~!」
そう言って綾さん達に抱きついている人達を見ていた。
すると、いつ来たのか櫂翔にフワッと抱き締められた。
「李遠大丈夫か?」
「うん。びっくりしたけど…」
櫂翔と話していると、魁さんも来て綾さんに抱きついている二人を殴った。
「「っいた!!」」
『凪、陽、離せ。毎回抱きつくな。沙綾こい。』
『はぁい!』
抱き着かれていた綾さんは、抱きついていた人から抜け出し魁さんの元に駆け寄った。
最初のコメントを投稿しよう!