1836人が本棚に入れています
本棚に追加
/592ページ
大河さんは凪さん達をチラッと見てから話始めた。
「さて…イジケてる凪さん達はほっといて話を進めますか。
…っと綾、みぃ。外に唯と渚と隼人が来てるから行ってこい。」
『わかったぁ。みぃ、月ちゃん、銘ちゃん、李遠ちゃん行こう!!』
そう言うと皆立ち上がったが、私はどうしようか悩んでいた。
「李遠、行ってこい。葵もいるだろ。」
「うん…。」
「そんなに不安そうにするな。ここなら安全だから。話が終わったら迎えに行く。ただし…敷地の外には出るなよ?」
「…うん…。」
知らない場所で櫂翔と離れる事に不安を覚えたが、櫂翔に言われ立ち上がった。
『李遠ちゃん、大丈夫だよ。櫂翔くん達はチームの話するから、聞いてても暇だし外行こう。友達紹介するから。ね?』
綾さんに言われコクンと頷き、綾さんに手を引かれながら部屋を出た。
階段を降りていると、やっぱり視線が気になり、下を向きながら外まで出た。
『唯!渚!!』
「「綾!みぃ!!月!!!」」
綾さんが呼ぶと可愛い女の子二人が近寄ってきた。
「久しぶり~。ってかこの子達は誰?」
『李遠ちゃんと銘ちゃん!blue moonの櫂翔くんと熾遠さんの彼女だよ。』
綾さんがそう言うと、可愛い女の子の一人が飛び付いてきた。
「可愛い~。私は唯。李遠ちゃんでいい?」
「あ…はい。」
『唯、李遠が困ってるよ。李遠ゴメンね?唯は抱きつくのが癖なの。』
みぃさんに言われ首を降った。
「可愛い~!唯ちゃんと渚ちゃん?始めまして。熾遠の彼女の銘愛です。唯ちゃんは大河の彼女だよね?」
「はい。始めまして。大河を知ってるんですか?」
「うん。私達の方に来たとき自慢してたよ。可愛い彼女だって。」
銘ちゃんは唯さんに抱きつきながら話をしていた。
「始めまして李遠ちゃん、銘愛さん。渚です。」
「渚ちゃんも可愛い!銘ちゃんでいいよ!敬語もいらないからね?」
「「わかった。」」
渚さんと唯さんが返事をすると、みぃさんが不思議そうに聞いた。
『唯、渚?隼人は?』
「隼人はあっち。blue moonの子と話してる。」
渚さんが指差した方を見れば、葵が男の子と話していた。
最初のコメントを投稿しよう!