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「クスクス。やっぱりい~ちゃんは知らなかったね?」
「…有名なの?」
「それなりにね。」
「おい葵まで。ってか知らない子とか滅多にいないよな?」
葵と話をしていると蓮さんが呟いた。
皆知ってる事なのに、知らなくて傷つけたかもと思い謝る。
「なんか…ごめんなさい…」
「李遠が謝る事ねぇよ。」
「…でも…」
「だいたい李遠は俺達すら知らなかったんだからな。蓮を知らなくても不思議はない。」
「そうよ李遠ちゃん。蓮は覚えなくても大丈夫だよ。」
櫂翔と銘ちゃんに慰められた。
「えっ?櫂翔達も知らなかったの?」
「あ…はい。噂話とか興味がなかったので…それに…色々あって…自分の事で…精一杯でしたので…」
自分で話しときながら、一瞬寒気がした。
思いだしブルッと震えた私に櫂翔が気付き手を握ってくれフォローしてくれる。
「まぁいいじゃねぇか。気にするな蓮。」
「…あぁ。よろしく李遠ちゃん。」
上手く櫂翔が纏めてくれ、そのあとは女の子達だけでゲームをしていた。
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