六章

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いつの間にか寝ていた見たいで、起きて回りを見渡すと、皆雑魚寝していた。 ボ~っとする頭で何で皆がいるのかを思い出す。 …あ…そうか。昨日は綾さんの家に止まったんだ…。 考えていると綾さんが、どこからか戻って来た。 『あっ李遠ちゃん、おはよ。』 「おはよ。綾さん。」 『良く寝てたね?』 「…うん。」 『今日は溜まり場に行く前に買い物行こう?』 「うん。」 綾さんと話していると、皆が起きてきて、それぞれ準備を始めた。 皆の準備が終わると、綾さんの家を出てデパートに向かった。 デパートについて暫くしてから、私はある事を思いだし叫んだ。 「あっ!」 「どうしたの?」 急に叫んだ私に、銘ちゃんは不思議そうに聞いてきた。 「…櫂翔…に言ってない…」 『大丈夫だよ。魁に連絡したから。』 綾さんに言われ安心した。 櫂翔に女の子だけの買い物を禁止されてたから、凄く焦ったけど、魁さんに伝わってるなら大丈夫かと思った。 『クスクス。私達がいるから魁もOkだしたしね?』 『大丈夫よ。』 妃那ねぇと紅葉ねぇに言われ頷き買い物を楽しんだ。 昼近くなり、皆でご飯を食べにレストランに来た。 「あ…私トイレ行ってくる。」 『一緒に行くよ?』 「大丈夫だよ妃那ねぇ。すぐそこだし…」 『ダメよ?はい、行くよ~』 妃那ねぇに手を引かれトイレに向かった。 妃那ねぇと話しながらトイレから出ると、チャラい男が見えた。 男達は私達の方に向かってきて、声をかけられた。
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