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部屋に入ると男性陣は寝ぼけ眼でタバコを吸っていた。
部屋に入ってきた私達に気づき、朔矢さんが話しかけてきた。
『おぅ…櫂翔…。お前も起こされたか。』
「あぁ。」
『お前…今日は寝起きいいな?』
「いや…いつもだ。」
『はぁ?嘘つくなよ。寝起き悪かっただろ?』
そう話す二人を見て、私は笑いを堪えていると、葵が笑いながら言った。
「クスクス。朔さん。い~ちゃんが櫂翔さんを起こすと機嫌悪くならないんですよ。」
『そうか…。所で葵は何で元気なんだ?』
「えっ?皆さんより若いから?」
葵がそう言うと、朔矢さんと颯矢さんが同時に葵を見た。
『『…葵…』』
「うわぁ。嘘ですよ。皆さんと居れる貴重な時間に寝れなかっただけです!」
『『…ガキの遠足前か…』』
ジャレあう三人を見ながら櫂翔とソファーに座ると、魁さんと綾さんも部屋から出てきた。
『何騒いでんの?』
綾さんが不思議そうに聞いてきたから、みぃさんが答えた。
『葵が子どもって話。』
『…??…何?』
『瑠榎にぃ達と過ごせるのが楽しすぎて寝れなかったんだって。』
『あぁなるほど。』
まだジャレている三人を見ながら櫂翔に聞いた。
「櫂翔?」
「ん?」
「昨日寝るの遅かったの?」
「葵がはしゃいでな。飲みながら色々してたら朝だった。」
「ふぅん。大丈夫?」
「あぁ。」
「ね?今日は一緒に居れるの?」
「あぁ。」
さすがに2日も離れてるのは不安になり櫂翔に聞くと、微笑みながら答えてくれた。
『櫂翔も李遠に甘いな。』
「瑠依さんも変わらないでしょ?」
『…まぁな。』
他愛ない話をしながら、ゆっくりとした時間を過ごした。
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