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部屋につき、ベッドに降ろされた。
「みゅ~?櫂翔?」
「っとに…。家以外で飲むなって言っただろ?ほら寝るぞ。」
「やぁ。まりゃ起きてりゅ~。綾しゃんとあしょぶの~。」
「はいはい。俺より綾が良いのか?」
「う?だって…櫂翔…忙ししょうらったかりゃ…。」
目をウルウルさせながら言えば、ギュッと抱き締めてくれた。
「悪かった。ほら、今日はもう側にいるから寝るぞ。」
「ん~。櫂翔といりゅ~。」
「ん。イイコだ。」
櫂翔はそう言うと、チュッとキスを落としトントンと背中を叩いてくれた。
リズミカルに背中を叩かれ、段々と眠くなり目を閉じて、櫂翔に抱き着きながら眠りに落ちて行った。
櫂翔side
酔った李遠を寝かしつけ、魁さん達の所に戻ると、俺に気づいた朔が声をかけてきた。
『櫂翔、李遠は寝たのか?』
「あぁ。」
『ったく。綾が悪るかった。』
「いや。李遠も気づかなかったみたいだからな。明日の事でも考えてたんだろ。」
『そっか。まぁ家に居れば危険はないからな。』
「あぁ。悪いな、巻き込んで…。」
『いや…鬼神が絡んでるなら、無関係じゃないしな。今度こそ潰す。』
「あぁ。やり過ぎんなよ?」
『お前もな。』
朔と話していると、魁さんが解散の声が聞こえた。
下っ端の奴らが片付けをして、気がつけば幹部達のみが残っていた。
軽く明日の話をして、俺達も解散した。
李遠が眠る部屋に戻ると、ぐっすりと眠る李遠を抱き締め布団に入った。
「…ん…かい…と?」
「…ここにいる。ほら寝るぞ。」
寝ぼけて起きた李遠に声をかけると、また安心した様に目を閉じすりよってきた。
…早く潰して、李遠の不安をなくしてやる…
そう強く思いながら、俺も眠りについた。
櫂翔side end
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