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櫂翔が部屋の鍵を開け、私の手を引っ張りながら部屋に入った。
「うわぁ!!」
部屋は広く窓からは綺麗な夜景が見えていた。
私は櫂翔から離れ、窓に走りより夜景を眺めていると、櫂翔が声をかけてきた。
「クスクス。気に入ったか李遠?」
「うん!スゴいね!!」
興奮しながら櫂翔に言えば、笑いながら抱き締められた。
「それは良かった。しばらくはここに泊まるからな。」
「うん。」
しばらく夜景を見てから、お風呂に入ろうと櫂翔が言ってきた。
「うん。櫂翔先に入っていいよ?」
「一緒に行くぞ。」
「えっ!?」
「ほら、行くぞ。」
驚く私の手を引きながら、お風呂に向かう櫂翔に言った。
「櫂翔!?ひ…一人で入る!!」
「ダメ。」
「で…でも…恥かしい…」
「いまさらだろ?」
「でも…」
そう話していると、お風呂に着いてしまった。
何とか説得して、櫂翔が後から入ってくる事になった。
お風呂からも夜景が見え感動したが、櫂翔がくる前に素早く洗い、湯船に浸かりながら夜景を眺めていると、櫂翔が入ってくる気配がした。
ドキドキしながら夜景を見ていると、櫂翔が湯船に浸かり、後ろから抱き締められた。
「李遠。」
呼ばれて振り向けば、櫂翔のキスが降ってきた。
「…ン…か…いと…」
「クスクス。どうした?」
櫂翔のキスに力が抜けて、櫂翔に寄りかかった。
櫂翔にサワサワと身体を撫でられ、段々と身体が熱くなってくる。
「…ぁ…やぁ…」
「やじゃないだろ?」
「…ン……ぁ………」
私は頭が真っ白になっていき、櫂翔にされるがままになっていたが、いきなり櫂翔は立ち上がり、私を抱えてお風呂を出た。
いきなりの行動に、息を調えながら聞いた。
「……櫂…翔?」
「続きはベッドでしてやる。」
「…ん。」
軽くバスタオルで身体を拭かれ、そのままベッドに運ばれ、櫂翔に抱かれた。
何回も抱かれ、私はそのまま眠りに落ちていった。
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