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女性陣だけで遊んでいると、朔矢さんが呼びに来た。
『お~い。昼飯にするぞ~。』
皆で返事をしてから、パラソルまで戻ると、お弁当が広げてあった。
私は櫂翔の隣に座ると、櫂翔は肩からタオルをかけてくれた。
「李遠、そのパーカー脱いで、これ着ろ。」
「ん?このままでいいよ。」
「濡れてんだろ。食べる間に乾かせ。」
「…はぁい。」
素直に櫂翔に従いバスタオルを肩にかけ着ていたパーカーを脱ぎ、櫂翔の着ていたパーカーを着た。
脱いだパーカーは櫂翔がパラソルの上に干してくれた。
「ありがとう櫂翔。」
「あぁ。」
櫂翔にお礼を言ってから、お弁当に手を伸ばした。
櫂翔達はビール片手にお弁当を食べていて、私達はジュースを飲みながら食べた。
ご飯を食べ終わり、ゆったりしていると、みぃさんが急に立ち上がった。
『よし。かき氷買いに行こう!!』
「行く!櫂翔行ってくるね?」
「あぁ。」
櫂翔に腰を抱かれていたから離してもらい、みぃさん達と売店に向かった。
銘ちゃんはいらないらしく、熾遠と海に入っていった。
近くの売店に行ったが氷が売り切れらしく、少し離れた売店まで来ていた。
売店につきそれぞれかき氷を買ってから、食べながら皆の元に戻ろうとしていると、チャラい男が道を塞いだ。
「ねぇねぇ。一緒に遊ばない?」
「いや。」
即答したが男は退かずにしつこく誘ってきた。
いい加減いやになっていると、みぃさんがキレた。
『しつこい!!あんたたちとは遊ばない!退きなさい!!』
『あ~あ。みぃがキレちゃった…。』
綾さんはのんびりとかき氷を食べながら言った。
みぃさんがキレた事によって、男達は逆ギレして手を出してきた。
「くそ!調子にのんなよ!!」
そう言いながら手を掴まれそうになり、慌てて手を引くとタイミングが悪かったのか、かき氷を落としてしまった。
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