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しばらくすると、瑠榎さん、瑠依さん、妃那ねぇ、紅葉ねぇがやって来たのが見えた。
瑠榎さん達は櫂翔達と話しながら飲み始めたから、食べていた私達は、多めにお皿に取り何も食べていなかった櫂翔達に持っていった。
近寄った私に気付いた櫂翔が手招きしたから、櫂翔の隣に腰を下ろした。
「はい櫂翔。飲んでばっかじゃダメだよ?」
「あぁ。サンキュ。」
櫂翔はそう言うと、お皿から肉を食べていた。
『李遠、海は楽しかった?』
妃那ねぇに聞かれ頷いた。
「楽しかったよ!皆でビーチバレーしたの。」
『そう。良かったわね。』
それから皆で今日あった事を話した。
櫂翔達も食べ終わった頃、葵が走ってやって来た。
「皆さん、花火しませんか?」
「する!!」
葵の言葉に一番最初に反応して立ち上がった。
「櫂翔は?」
「ここで見てるから行ってこい。」
櫂翔に聞けばそう言われ、頷いてメンバー達の方に銘ちゃん達と行った。
きゃあきゃあ言いながら花火を楽しみ、花火が終わりに近づいた頃、大量のバイクの音が聞こえてきた。
「なんだろ?」
銘ちゃんも綾さん達も不思議そうに道路の方を見ていると、別荘の前でバイクが止まった。
バイクから降りてきた人は、よく見たら昼間私のかき氷を落とした奴らだった。
ボ~っと状況を見ていると、入口らへんは葵をはじめメンバーに固められていた。
「あれって昼間の人じゃない?」
『みたいだね。仕返しかな?』
綾さんと話していると、紅葉ねぇに聞かれた。
『綾、李遠、何かあったの?』
「昼間絡まれて、私のかき氷落としたから殴った奴らだよ。」
『その後は朔と颯が片付けてた。』
二人で説明すると、納得した様に言った。
『ふぅん。まぁいいか。皆は私達から離れちゃダメよ?』
『あいつらも運がないね。瑠榎達がいるときに来なくても…』
紅葉ねぇと妃那ねぇはのんびり話していた。
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