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バイクから降りてきた人達は、さっきの人達の仲間だった。
その中に私が殴った人がいて、先頭に出て私達に向かってきた。
「てめぇ…昼間はよくもやってくれたな。」
『はい残念。』
殴りかかりながら話していた男を瑠榎さんが回し蹴りをして、私達から遠ざけた。
『紅葉、妃那、皆を頼むな。ちょっと遊んでくる。』
『はいはい。やり過ぎないようにね。』
瑠依さんに言われ、紅葉ねぇが返事をすると瑠依さんは瑠榎さんの隣に並んだ。
蹴り倒された人が起き上がると、全員瑠榎さん達にかかって行った。
「うわぁ…瑠榎さん達凄い…」
二人の連携が凄くて呟くと綾さんが言った。
『さすが瑠榎にぃ達だね。あれ朔と颯もよくやるよ。』
「へぇ…」
感心して見ていると、後ろから来た奴にいきなり手を掴まれた。
「掴まえたぞ。」
「…触らないで!」
咄嗟に腕を捻り男から離れると、妃那ねぇが男を殴り飛ばした。
「うわぁ。妃那ねぇカッコいい…」
何人かが私達の方に来ていたが、妃那ねぇと紅葉ねぇが守ってくれた。
こっちが片付いた頃、櫂翔達がビーチから戻ってきた。
「李遠?」
「あっ櫂翔。おかえり。」
「あぁ。…こっちにも来てたのか?」
「うん。瑠榎さん達が守ってくれた。」
「そうか。」
話していると瑠榎さん達も終わったらしく、妃那ねぇ達と話していた。
それから皆でまた別荘まで戻り、しばらく騒いでいた。
私は昼間沢山遊んだせいか眠くなってきていて、いつの間にか櫂翔にもたれ掛かりながら眠っていた。
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