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一晩中騒ぎ、朝方家に帰った。
一人で留守番をしていたライチが寂しそうにしながら、ソファーに寝ていた。
「ライチただいま。寂しかったの?」
「…ニャ…」
「ゴメンね?ほらお友達だよ。」
「ニャ~」
ライチを抱き締めながら、貰ったテディベアの近くに降ろしてあげると、ライチはウロウロと警戒しながら見ていた。
「ライチ、怖くないから大丈夫だよ。私達がいない間はこの子といてね。」
「ニャ」
私の言葉を理解したのか、ライチはテディベアの近くに座った。
「李遠、風呂入るぞ。」
「ん?櫂翔先いいよ?」
「一緒に入るに決まってんだろ。」
「えぇ!?」
「ほら行くぞ。ライは待ってろよ。」
別々にって言おうとしたら、櫂翔に抱き上げられお風呂場に連れていかれた。
問答無用で服を脱がされ、中に入らされた。
「か…櫂翔!自分で洗う!!」
「洗ってやるから大人しくしてろ。誕生日だろ?」
「でも………わっ。」
話している途中でシャワーをかけられ、諦めるしかなかった。
なんとか身体は自分で洗わせて貰い湯船に浸かると、中にはバラの入浴剤と花びらが浮かんでいた。
「うわぁ…バラのお風呂だぁ…」
「クスクス。好きだろ?」
「うん!!」
後ろから櫂翔に抱き締められながら浸かり、花びらで遊んでいると櫂翔に手を掴まれた。
「李遠…」
「なに?」
「遅くなったけど…プレゼント。」
「…えっ?」
右手の指に違和感を感じ見てみると、指輪が嵌められていた。
「…櫂翔?」
「お前は俺のだ…。その印。今回は急だったから、こんなんだけどな。」
「ありがとう…。可愛い…」
反対を向き櫂翔に抱きつきながらお礼を言うと、そのままキスされた。
段々と深いキスに変わっていき、私が苦しくなった頃櫂翔は私を抱き上げお風呂から上がり、ベッドに行き優しく降ろされた。
フワフワする感覚を全身に感じながら、そのまま櫂翔に抱かれた…。
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