七章

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櫂翔が出掛けてから、部屋の掃除をした。 途中ライチが邪魔をしていたが、ライチと遊びながらも、お昼頃には終わらせた。 お昼ご飯を作ろうか悩んでいると、インターホンがなり、出てみると可憐さんと銘ちゃんがたっていた。 ドアを開けて暫くすると、部屋のインターホンがなり玄関を開けた。 「いらっしゃい銘ちゃん、可憐さん。」 「こんにちは李遠ちゃん。」 「ねぇ、李遠ちゃんお昼食べた?」 「いえ、まだです。」 「ちょうど良かったわ。ランチに行きましょ?」 可憐さんにランチに誘われたが、櫂翔に部屋から出ないように言われていたから、少し悩んでから言った。 「でも…櫂翔が…」 「大丈夫よ。櫂翔にはメールしたから。それに私と行くのに文句は言わせないわよ。」 「じゃあ…行きます。ちょっと待ってくださいね。ライチ…出掛けるからゲージに入ってくれる?」 可憐さんに返事をしてから、ソファーで寝ていたライチを抱き上げゲージに入れた。 「あら。いつの間に猫がいたの?」 可憐さんが不思議そうに聞いてきたから、ライチのゲージを閉めながら答えた。 「2週間前ぐらいです。買い物行く途中で捨てられてて…櫂翔に言ったら飼っていいって言ったから。」 「そうなの?櫂翔も李遠ちゃんに甘いわね。」 「ですよね可憐さん!それ思います。」 「そうですか?…お待たせしました。」 「「よし!行こう!!」」 銘ちゃん、可憐さんと家を出て、可憐さんの車に乗り込み向かった先は疾風さんのお店だった。 「ランチって疾風さんのお店なんですね?」 「そうよ。他の所にも行きたいんだけど、さすがに櫂翔がうるさいからね。」 可憐さんと話しながら店の中に入って行った。
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