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「可憐さん!?私払いますよ!!」
「いいのよ。買ってあげる。この前誕生日だったんでしょ?プレゼントあげてなかったから変わりにね。」
「…でも…」
「いいったらいいの!遠慮しないの!!」
「…はい。ありがとうございます。」
お金を払ってしまった可憐さんに悪いと思い言ったが、聞いてもらえず誕生日プレゼントと言われてしまったら断れない。
素直にお礼を言ってから店の外に出ると、麻斗さんと疾風さんがベンチに座っていたから、三人で近寄り可憐さんが声をかけた。
「麻斗、疾風お待たせ。」
「おぅ。今日は早かったな。」
「いつもと変わらないわよ。それより、どっかでお茶しよ?」
「おっ。なら最近できたカフェ行かないか?旨いケーキがあるらしいぞ。」
「「「行きたい!!」」」
疾風さんの言葉に三人ではしゃぎながら返事をして移動した。
新しいカフェはショッピングモールの近くにあり、人気みたいでほぼ満席状態だった。
奇跡的にすぐ席に座れ可憐さん、銘ちゃん、私、疾風さんはケーキセットを頼み、麻斗さんはコーヒーを頼んだ。
暫くするとすぐに来て、美味しそうなケーキが目の前に置かれた。
パクっと一口食べてみると、程よい甘さのケーキだった。
「「美味しい~!」」
銘ちゃんと二人でハイテンションになりながら、皆で色々話しながら食べた。
ケーキも食べ終わった頃に、携帯がなったから慌てて取り出すと、櫂翔からだった。
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