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「もしもし?櫂翔、終わったの?」
〈あぁ。終わったには終わったんだが…〉
「どうしたの?」
〈食事に誘われた。断れそうにないから、今日はメシいらねぇや。〉
「…そっか。仕方ないね…。」
〈ゴメンな李遠?〉
「ううん。気にしないで。」
〈まだ可憐といるのか?〉
「うん。可憐さんと銘ちゃんと麻斗さんと疾風さんと一緒だよ。」
〈そうか。…李遠、可憐にかわってくれるか?〉
「うん。…可憐さん、櫂翔がかわってって。」
そう言いながら可憐さんに携帯を差し出した。
「ん?はいはい何?……………うん。………あ~なるほど。うん。いいわよ。………はいはい。はい李遠ちゃん。」
少し話すと可憐さんはすぐに携帯を差し出してくれた。
「櫂翔?」
〈あぁ。夜は可憐とメシ食え。お前、一人だと食べないだろ?〉
「え?…まぁ…」
〈可憐に今頼んだから、メシ食ってから家に帰ってろ。また帰る時に連絡するから。〉
「うん。わかった。…ちゃんと…帰ってくるよね?」
〈あぁ。ちゃんと帰るから待ってろ。〉
「うん。わかった。」
〈じゃあな。〉
櫂翔はそう言うと電話を切った。
「さて…まだまだ時間があるわね?どうしよっか…?」
電話を切ると可憐さんが話し出したから聞いてみた。
「可憐さん…夜まで大丈夫なんですか?」
「大丈夫よ!どうせ接待だから熾遠も一緒でしょ。銘愛も時間あるし…弘人拾ってから考えようか。」
疾風さんはお店があるから、とりあえず疾風さんのお店まで戻る事になった。
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