1838人が本棚に入れています
本棚に追加
櫂翔に言ってから、エナにも言った。
「エナも落ち着いて。ちゃんと紹介するから…」
私の言葉にエナは頷き、座ってくれた。
「じゃあ改めて紹介するね。こっちは依鈴梛。私達の幼なじみで、3年前からアメリカに行ってたの。」
「始めまして。エナって呼んでください。」
「エナ。こっちが私の彼氏で櫂翔。blue moonって言う暴走族の総長してるの。あと侑哉さんと葵だよ。熾遠も皆blue moonのメンバーなの。」
そう言うと皆が挨拶をしてくれた。
櫂翔だけは私の髪で遊んでたけど…。
「エナ、櫂翔は私を助けてくれたんだよ。」
今までの事をエナにも話した。
流石に涼にヤられた事は言えなかったけど…
話終わった私にエナは抱き着いてきた。
「イオ…ゴメンね…気付いて上げられなくて…」
「エナ…大丈夫だよ。今は櫂翔がいるから…」
「そっか…。櫂翔さん…。イオを泣かさないで下さいね?」
涙を溜めながら謝るエナに大丈夫だと言うと、エナは櫂翔に言った。
「当たり前だ。」
櫂翔は当然の様に言い、私の頭を撫でた。
「イオ…愛されてるね…。」
櫂翔の行動にエナは嬉しそうに言った。
私も照れながら頷き、二人で笑った。
その後は他愛もない話をして、エナもすっかり皆に馴染んだ。
最初のコメントを投稿しよう!