八章

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「あぁ。総司、それだて眼鏡だろ?それ外せ。」 「…は?折角今日は知的なイメージで来たのに。」 ブチブチ文句を言う総司さんを無視したエナが話しかけてきた。 「櫂翔さん…イオは眼鏡に怯えてるんですか?」 「あぁ。昼に話してただろ?そいつらが眼鏡してたんだ。だから李遠はまたヤラれると身体が反応してんだ。」 「…なるほど。総、眼鏡外して。」 「依鈴梛まで…」 まだブツブツ行っていたので、悪いと思い謝ろうとエナ達の方を向けば、エナが総司さんの服の裾を掴み上目遣いで見上げていた。 「…総?…エナのお願い…聞いてくれないの…?」 「…うっ。すぐ外す。だから泣くな依鈴梛。」 「ありがとう。」 慌てて眼鏡を外した総司さんに、ニコッとエナが笑い、私達の方にきた。 後ろの方では騙された…と言う総司さんを葵が慰めていた。 「イオ、これで大丈夫?」 「…うん。…ゴメンねエナ…。」 「いいのよ。イオの為なら、アイツの髪の色も変えてあげる。」 そう話していると、立ち直った総司さんがきた。 「総司さん…怯えちゃってごめんなさい。改めて…よろしくお願いします。」 「うん。よろしくね。さっきのは作ってたキャラだから。これなら大丈夫?」 「はい。本当にごめんなさい。」 総司さんに謝っていると、櫂翔が言った。 「李遠、気にしなくていい。もぅ大丈夫か?」 「うん。」 「じゃあ移動するぞ。」 「どこ行くの?」 「家。魁さんは会社の事で来たんだ。熾遠も向かったしな。」 「そう。じゃあエナ達とはここまで?」 「いや。ちょうど総司にも会社の話があったからな。こいつ…こんなんでも時期社長だ。」 「じゃあエナも一緒?」 「あぁ。話が終わったら皆で飯でも行くか。」 「うん!」 櫂翔と話終わり、私達は家に向かいそれぞれ移動した。
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