八章

26/47
前へ
/592ページ
次へ
櫂翔達が終わるのを待っている間に私達は、他愛ない話をしたりゲームをしたりして遊んだ。 櫂翔達が仕事部屋に籠って2時間ぐらいたった頃、皆が部屋から出てきたが、私達はゲームに夢中になっていた。 「あっ!エナ今のは卑怯だよ!!」 「勝つためには手段は選ばないわ。」 『今のうちに…』 「…今度こそ負けないんだから…」 それぞれが気合いを入れて格闘してると、後ろから声がかかった。 「…終わったぞ。」 熾遠の声にゲームに集中しながら、皆で声を揃えて言った。 「「「『待って!!』」」」 私達の気迫に押されたのか、気が付けば男性陣がリビングのテーブルに座り、穏やかな顔でこっちを見ていた。 「「『また負けた…』」」 「やったぁ!勝った!!」 勝ったのは私で他の三人は悔しそうに呟いた。 「…終わったか?」 「あ…櫂翔。いつから見てたの?」 「お前らが夢中になってる間にな。 」 「見てた?皆に勝ったよ!」 「おめでとう。練習してたかいがあったな。」 「うん!」 櫂翔と話していると、いつの間にライチが膝に座っていた。 暫く話してから、ご飯を食べ様と街に出掛けた。
/592ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1838人が本棚に入れています
本棚に追加