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「あぁ~!!聖が女抱いてる~!!って…李維!?」
そう叫ぶ人にビックリして涙が止まった。
「うるせぇぞ、祥麻(しょうま)李維じゃねぇよ。」
「はぁ?…もしかして…李遠?」
いきなり名前を呼ばれ、お父さんの胸から顔をあげた。
「李遠久しぶりだなぁ。何で泣いてんだ?誰に泣かされた?」
いきなり聞いてきた人に驚きながらお父さんに聞いた。
「お父さん…この人…誰?」
「こいつは祥麻だ。この学校の理事長だ。」
「あの…初めまして…?」
何だか見たことがあるような人にキョトンとしながら言う。
「…覚えられてない…。しかも…何で聖がお父さんなんて呼ばれてんだよ…。」
祥麻さんはガクッと膝をつきガッカリしていた。
「李遠、こい。」
お父さんの膝で考え込んでいると櫂翔に呼ばれて櫂翔に寄っていけば、膝に座らされた。
「李遠覚えてねぇか?祥くんだぞ。」
櫂翔の膝に座りながら、頭を撫でられていると熾遠が言った。
…祥くん?
…昔…一緒に遊んでくれた?
考えながら聞いてみた。
「祥くん?昔遊んでくれた…パパのアッシーくん?」
「そうそう。その祥くんが理事長だ。」
「まてぇ~!熾遠何だその説明は!!」
熾遠が答えると祥くん?が叫んだ。
「祥麻さん、昔親父が李遠にそう説明して覚えさせたんですよ。」
「翼~!!」
何回も叫ぶ祥麻さんに皆笑っていた。
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