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夕方になりライチを連れて溜まり場に向かった。
中に入れば、メンバーと葵が真剣にゲームをしている。
観戦していた一人が、私達が入って来たのに気付き挨拶をされた。
「お疲れ様です。櫂翔さん。李遠さん。」
櫂翔は片手を挙げてから、いつものソファーに座り、私は櫂翔から離れ、葵達の方に向かいタイミングよく話し掛けた。
「葵?」
「あっ!い~ちゃん。来てたんだ?」
「うん、今ね。何してたの?」
「罰ゲーム付の対戦。い~ちゃんもする?」
「する!罰ゲームって何するの?」
「ん?ジュース買いに行ったりとかかな?」
「それならいいや。変なのならやらないけど。」
葵と話していると卓が来た。
「葵さん、どうぞ。」
「ありがとう卓。」
「卓?今来たの?」
「こんにちは李遠さん。葵さんに負けて、罰ゲームでジュース買いに行ってたんだ。」
「そっか。次は私も入るからね?」
「じゃあ負けない様に頑張るよ。」
「じゃあ…い~ちゃん、卓、始めるよ?」
葵に頷くとゲームがスタートした。
私、葵、卓、南の対戦が始まった。
南は卓といつも一緒にいるメンバーだ。
卓と遊ぶ様になってから、仲良くなったメンバーの一人。
キャアキャア騒ぎながら対戦をしていたが、葵に勝てずに二位になった。
「悔しい!葵、もう一回!!」
「い~ちゃん、俺に勝てるの?」
「勝つんだもん!卓、南、葵に負けない様にね!!」
興奮する私に卓、南は苦笑いで、葵はバカにした様に笑った。
負けず嫌いな私は、最下位になる事はなかったが、葵に勝てなくて少しづつ不機嫌になって行った。
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